以前にも掲載した防犯カメラ大国イギリスでのあるできごとを紹介します。
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「エッ!」と思う光景だった。女性がフェンスの上にいたネコをゴミ箱に放り込んで立ち去った。これがネコの飼い主の防犯カメラに写っていた。先月、イギリスでの話だ。
怒った飼い主は、映像をネットの動画サイトに投稿。女性はたちまち特定されて、誹謗、中傷と過熱報道の果てに銀行員の職を失った。当時女性は、父親が危篤状態で、精神的に不安定だったことがわかった。これで疑問の声があがった。
「彼女のしたことは誉められないが、人生を台無しにするほどのことか」
矛先は防犯カメラそのものにまで及ぶ。
イギリスは全土で420万台という防犯カメラ王国だ。目的は犯罪防止、とりわけテロ対策にある。しかし、撮られる側の人権はどうなっているのか。
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~アイピー総研編集部より~
またしても『防犯』と『プライバシー』が天秤にかけられています。
セキュリティー業者としてはまた少し考えさせられる記事ですね。
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