はじめに
最近は、個人宅のお客様も防犯カメラを設置するようになりました。それだけ、治安も悪くなってきているのでしょうか。
近年の犯罪データを見てみると、集合住宅への侵入件数は減っているものの、手口が凶悪化しているデータもあります。そして、個人宅の侵入被害の9割が道路から6m以上奥まった部分が侵入されやすいことも分かっています。
一般的に見通しが悪い部分が侵入されやすいとは知られておりますが、どの程度見通しが悪いと危険なのか。データを示して明らかにした形ですね。
さて、それを踏まえて今回防犯カメラを設置した、お客様の話に戻りましょう。
防犯設計
今回カメラを設置させて頂いたお宅は、上記の道路から6m以上奥まっている場所に玄関があり、以前に侵入被害に合っておりました。
改築する前は、道路の前に大きなゲートを設置されており、そこを通らないと中には入れないようにはなっておりました。ただ、このようなゲートは一度侵入出来てしまうと、外からは誰も見えない状況になってしまい、犯罪者にとっては安全に仕事が出来てしまうのです。
今回はゲートを少し低めの物に変更し、敷地外からでも中の様子が見えるようになり、見通しが良くなりました。そして、ゲートの横に建柱を建て、赤外線のカメラを設置させて頂きました。
最後の調整を行い完了です。
今回は、カメラの映像をモニター(TV)ではなく、自宅で使用されているPCにて操作をしたいとの要望がありましたので、録画機を自宅内LAN環境に接続しPCにて閲覧が出来るよう設定させて頂きました。
今回設置したカメラは、赤外線カメラです。照度の低くなる夜に関しては赤外線により白黒映像に切り替わります。
今回のカメラ設置により、周辺で被害に合っている方の警察捜査の助けにもなればとも思います。