防犯カメラの形と種類
防犯カメラ・監視カメラを導入したいけど、どれを選んだらいいかわからないという声を聴きます。
カメラの形や画質、録画方法など防犯カメラの基本的な疑問にお答えします!
よく使用されている防犯カメラの形

バレット型カメラ
屋外によく設置されます。外形が目立つのとカメラレンズの向きも分かりやすいため、犯罪お威嚇効果があります。駐車場や工場倉庫、道路に面している場所におすすめです。

ボックス型カメラ
昔からあるレンズが飛び出ているタイプです。レンズが別売りなので、一眼レフカメラの様ように用途に合わせてレンズを選ぶことが出来ます。コンビニやスーパーでの万引き抑止に効果的です!

ドーム型カメラ
レンズの向きがわかりづらく小さくて目立ちにくいため、雰囲気や景観を壊したくない場所におすすめです。威嚇感を与えにくい。オフィスや店舗、玄関やエレベータ内など室内向けのカメラです。
配線の違い
同軸配線カメラとLAN配線カメラ
カメラと録画機を同軸ケーブルでつなぐ同軸配線

同軸配線カメラの中で、さらに2ケーブルカメラと1ケーブルカメラに分かれます
同軸配線のカメラは、カメラと録画機を同軸ケーブルでつないで映像と音声を送受信します。
カメラの電源が必要な2ケーブルカメラと、電源が不要な1ケーブルカメラがあります。
2ケーブルと1ケーブルについて、詳しくご説明します。
カメラの電源が必要な2ケーブルカメラの配線図

電源供給のケーブルと映像や音声を送るケーブルが別になっています。
電源ケーブルを通してコンセントなどにつないでカメラに電源を供給します。
同軸ケーブルを録画機に繫つないで映像と音声を送受信します。
カメラの電源が不要な1ケーブルカメラの配線図

1本の同軸ケーブルでカメラの電源供給と映像や音声データを送受信します。
電源供給ユニットを使用してカメラに電源を供給するので、カメラの電源工事が不要です。
同軸配線2ケーブルカメラと1ケーブルカメラのまとめ
電源ケーブルと同軸ケーブルが2本必要な2ケーブルカメラと、同軸線1本のみで配線ができる1ケーブルカメラに分けられます。
2ケーブルカメラは低価格のため、比較的容易に導入できます。
ただし、建物によってはカメラの近くにコンセントなどが無い場合、電源工事をして電源を作る場合があります。
1ケーブルカメラは、同軸線のみで設置できるので、細い配管で見栄え良くすっきりと仕上げることができます。
2ケーブルカメラの場合、同軸ケーブルを延ばせる距離は、映像と音声のみを送るため標準で300mです。
1ケーブルカメラの場合、電源を供給できる距離に限りがあるため、同軸ケーブルを延ばせる距離は標準で100mです。
延長距離を超える場合は、100m置きに電源供給ユニットを増やして電源を供給します。
LAN配線カメラ

①カメラ本体と録画機を1本のLANケーブルで繋ぎモニターで映像を確認する。
②カメラ本体と録画機の間にPoEハブ(電源供給ユニット)を通してLANケーブルで繋ぎ映像確認する。
ネットワークカメラとも呼ばれており、現地にネット環境があれば遠隔地から設置場所を監視できます。
Q1.「同軸配線」と「LAN配線」どちらを選べばいいの?
すでに防犯カメラをご使用されている場合は、既存の配線に合わせることをおすすめします。
これまで同軸配線をご利用されていたお客様は「同軸配線」、
LAN配線をご利用されているお客様は「LAN配線」をお選びください。
工事費用を最小限に抑えて新しい機器をご使用いただけます。
これから新しく設置をするお客様であれば、使用目的によって配線をお選びいただけます。
設置台数が10台以下のオフィスや店舗であれば、コストを抑えて導入ができる同軸配線をおすすめします。
カメラの設置台数が多い工場などは、配線の構成がシンプルなLAN配線が適しています。
また、AI機能搭載のカメラをご希望でしたら、LAN配線のIPカメラが必要です。
Q2.「同軸配線」と「LAN配線」のメリット・デメリット
同軸配線のメリットとデメリット
同軸配線のメリット
1.LAN配線用のカメラと比較して低価格です。また、PCが要らず録画機だけで操作ができます。
2.ネットワーク環境に影響しないため、録画映像が途切れることがなく常に安定しています。
3.長距離配線が可能です。最大300mまでカメラと録画機を離して設置できます。
同軸配線のデメリット
カメラの台数と同じ数の同軸配線が必要です。カメラの台数が多い場合は配線工事費用が高くなります。
カメラを20台設置する場合、20本の同軸配線工事をすることになります。
LAN配線のメリットとデメリット
LAN配線のメリット
1.POE HUBを介せば1本のLANケーブルで複数台のカメラと録画機をつなぐことができます。
カメラ代数が多くても少ない配線でカメラを設置することができます。
LAN配線のデメリット
カメラの台数と同じ数の同軸配線が必要です。カメラの台数が多い場合は配線工事費用が高くなります。
カメラを20台設置する場合、20本の同軸配線工事をすることになります。
Q1.「同軸配線」と「LAN配線」どちらもスマホやPCでの遠隔操作はできますか?
「同軸配線」と「LAN配線」、どちらも建物にインターネット環境が整っていれば遠隔操作が可能です。
ルーターを通してインターネットに接続するので、海外からでも映像を確認できますよ。
お店の店舗や会社の支店など、離れた複数の施設の様子を1台のモニターで確認することもできます。

今回は見た目の違いとケーブルの違いについてまとめてみました。
「防犯カメラ」と一言で言っても、設置場所や用途によってカメラの形も配線のおすすめも違ってきます。
なぜカメラを設置したいのか、理由が明確ですと、よりご希望に合ったご提案が出来ます。
相談ベースのお問合せも大歓迎です。
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