スマホ・PCでレンズを自由に動かせるPTZカメラ

PTZカメラの最大の魅力は、レンズを上下左右に動かしたり
ズームインやズームアウトができることです!

カメラのレンズがグルグル旋回するため影範囲がとても広く、
人や車、動物などの動きに合わせて追いかけることもできます。
見たい場所を見たいサイズに合わせて、自由にレンズを動かせるカメラです!

PTZカメラの三大機能

PTZとは、遠隔操作でカメラの首振りやズームの調整ができる機能です。
パン(Panoramac)水平方向への首振り
チルト(Tilt):垂直方方向への首振り
ズーム(Zoom):ズームインとズームアウト

撮影範囲と被写体の大きさを自由に変えながら映像を見れるので、
部屋の端から端まで確認でき、一部分を拡大すれば人の表情や文字をはっきりと読み取ることができます。

PTZカメラは室内の様子を確認する以外に、河川の増水監視など、防災管理に使われる他、工場の製造ラインの監視にもよく使われます。
ラインに立つ人の手元の様子を細部まで確認できるので、ミスやトラブルの原因を突き止めたり、作業工程の見直しにとても役立ちます。

  1. 異物混入 除去すべき素材や材料が混入してしまう
  2. 機械の操作ミス 機械のボタンの押し間違え、作業手順のミス、組立方のミス

PTZカメラの注意点

PTZカメラを設置する際に注意していただきたいのが、
レンズの向きを変えたりズームを拡大した時に、
撮影範囲以外の場所が死角になってしまうことです。
そのため、PTZカメラに映っていない場所で何かがおきた場合、把握することができません。

そこで、死角を作らないためにPTZカメラと固定カメラを併用することをおすすめします。
PTZカメラで何かを追従したり、拡大させたとしても、
固定カメラが常に決まった場所を撮影し続けるので安心です

PTZカメラの操作画面

PTZカメラは、PCやスマートフォンの遠隔操作アプリを使って動かします。
コントローラー部分で上下左右の首振り、ズームの変更ができるので、
リモコンでカメラ操作を操作するイメージです。

PTZカメラのズーム機能の違い

PTZカメラのズーム機能は、デジタルズームと光学ズームの2種類です。
ズーム機能の違いについてご説明します。

デジタルズーム
レンズの焦点距離は変えず、撮影範囲を変えないまま大きくしたり、小さくするズーム機能です。
拡大すると画素数は減るので、映像が荒くなり、拡大しすぎると文字が読めなくなったりします。
プリント写真に置き換えると、L版の写真をコピー機でA4に拡大コピーするイメージです。

光学ズーム
レンズの焦点距離を動かして撮影範囲を大きくしたり、小さくするズーム機能です。
拡大しても画素数は変わらないまま被写体を大きく表示させるので、
きれいな拡大映像を見ることができます。
ルーペで物を見た時に見る範囲は狭くなりますが、
表示範囲がはっきりときれいに拡大されるしくみと同じです。

録画映像は、光学ズームは使えません。
デジタルズームと光学ズームの比較

PTZカメラの映像

下の動画にて、カメラの活用術をご紹介しております。

PTZカメラ操作のご紹介

 遠隔操作 – リアルタイム再生&カメラ操作(PTZカメラ) 

遠隔操作 – 録画映像の見返し

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