背景

吹田市内にあるコインランドリー。２４時間営業であるこのコインランドリー内で深夜に度々コイン投入口を壊され現金を奪われるという被害が発生。立地上や近隣住民からの要望により、時間限定の開店というのは難しく防犯の対策を考えられていた。

提案

まずは「狙わせない」・「犯罪対象からはずす」というテーマのもと、抑止効果が最大限見込める店入口に、大型でＬＥＤ搭載の赤外線カメラを設置しました。

夜はＬＥＤが赤く光るという特性により、視覚の部分からも防犯効果を出すという設計です。店から出た人がどちらへ歩いていったかというのも撮影できる点がプラスαで、もし犯行が起きてしまったら、警察への有力な捜査協力となる「逃走経路」をしっかりとおさえる事ができるようにカメラの位置を調整しました。

抑止効果・捜査協力は最大限期待

上記カメラシステムにより抑止効果・捜査協力は最大限期待できる。あとは「店内（現場）を死角なくおさえる」というテーマのもと設置箇所を検討。必要最小限での設計を求められていたので、１台でできる限り網羅できる設置場所を定めました。

入口ドア含めすべてスケルトンになっている為、上記のカメラと組み合わせる事により店内の死角はゼロを実現できます。

カメラは通常利用のお客様にプレッシャーにならぬようドーム型カメラを選定。昼間に逆光が予想される為ＷＤＲ機能の付いたモデルを提案。

上記２つのカメラでカメラの設置位置はおおよそ決まったものの、「録画装置をどこに置くか？」という課題がありました。

上階にオーナー様が住んでいるわけでもなく、店内に管理室のようなものもない。店内の人の手の届く範囲に置くと・・・・・・もし強盗犯がそれを見たら間違いなく破壊していくでしょう。

そこでこの店（テナント）が入っているマンションのエントランス部分に、施錠付の収納ＢＯＸを設置する事にしました。

幸いそこまでの配線ルートも確保が可能でした。

最後に

「せっかく購入したけど・・・・・できたら活躍してほしくないよね」

今回設置させていただきましたランドリーのオーナー様はしきりにこうおっしゃっていました。

自分も防犯のプロとしてまったくの同感であると共にキッチリ抑止効果が発揮される事を願うばかりです。

しかし、オーナー様！このようにカメラを設置する事によってどのようなお客様がいつ頃来店されているのかが研究できますよ！機械故障などの際の一次対応でもリアルタイム監視がきっと役に立つ事でしょう！

有意義にお使い頂けることを願っています。