【泥棒が嫌がる家の特徴】外周りが整理整頓された家!

元刑事 シニア防犯アドバイザーの防犯コラム

市民の安全を守る元刑事 シニア防犯アドバイザーの平内マモルです。今回の記事では、防犯対策に家の整理整頓が大切な理由を解説します。

防犯設備は一つだけではなく、二重三重に設備することによって効果が向上します。一般家庭に設置されている主な設備は、センサーライト、窓の二重ロック、防犯砂利などが挙げられます。ここで意外と気が付かない重要なポイントは、家の外周の整理整頓です!

泥棒の防犯対策は外周の整理整頓

きれいな家は、Before Afterの変化に気が付く

防犯対策で重要なことは、「変化に気が付きやすいこと」。変化とは、泥棒が侵入する前と侵入した後の現場のBefore Afterの違いです。ここにあったはずの物がない、置いていた物が動かされている、無かった足跡がある、など現場に侵入された痕跡を意味します。無駄なモノがなく整理整頓されていると、侵入される前と侵入された後の変化にすぐ気が付くことができます。

家の外周チェックポイント! 家の庭に放置していませんか?

  1. 粗大ゴミ(ごちゃごちゃと置かれた山積みの粗大ゴミ)
  2. 自転車(乱雑に停めたままの自転車)
  3. タイヤ(足場になりそうな積まれたタイヤ)
  4. 子どもの遊び道具(散らかしたままの玩具、使わなくなった三輪車)
  5. 脚立(犯行の道具として使われてしまう)

家の周りがキチンと整理されていると、住人の防犯意識が高いと認識されて、泥棒は侵入を嫌がります。では、次に家の中の整理整頓が防犯対策に効果的な理由をご説明します。

部屋が散らかっていると?

泥棒が好む散らかった部屋

家の中の物を常に整理整頓しておくと、どこに何があるか明確になり、モノが盗まれて無くなるとすぐわかります。逆に、散乱したモノで溢れかえった家では、盗難が起きても盗まれたり動かされたことに気が付かないまま見過ごしてしまいます。しばらく経ってから気が付いても、いつから無くなったのかわからず、被害時期と被害品を特定することが難しくなってしまいます。

かつて泥棒の窃盗事件を担当していた時に、捕まった犯人が持っていた被害品を被害者に見せたところ、もともとどこにあったのか置いた本人が忘れてしまったことがありました。そのためその品がいつから無くなっていたのかわからず、被害時期を特定することに時間がかかったことがありました。

防犯対策の基本は、家の整理整頓から

家の片づけは、お金をかけなくてもできることがたくさんあります!泥棒から守るために、整理整頓から始めてみましょう!

平内マモル(ハンドルネーム)

元刑事課の警部補として犯罪と対峙する現場で様々な事件捜査の指揮を行い29年間警察署内で活躍。
現在、シニア防犯アドバイザーとして株式会社アイピー総研に在籍中。犯罪・防犯に対する豊富な専門知識と経験を元に真の安心、安全をご提案いたします。
経歴
8年間地域警察に従事した後、21年間刑事課の警部補を歴任
主な実績
本部長表彰 所属長表彰
平成27年度 優良警察職員表彰受賞
令和2年度 優秀警察職員表彰受賞

座右の銘 沈着果断

元刑事シニア防犯アドバイザー平内マモル

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警察官歴8年、刑事歴21年のシニア 防犯アドバイザーが情報発信!