導入したきっかけ
寝屋川市にある100台以上収容可能な駐車場。これだけ広いと死角も多く、夜は外灯はあるがやはり暗くなります。以前から心配はしていたようですが立て続けに5台も車上荒らし被害に合い、防犯カメラの導入を決意したそうです。
メガピクセルIPカメラ14台を選定
今後車上あらしにあった時、犯人の顔がはっきりわからないと意味がないという事で鮮明に写し出せるメガピクセルカメラを選定。オーナー様にデモ映像を見ていただいたとき、映像が綺麗だと非常に気に入っていただけました。
PTZネットワークカメラ3台
敷地が広い為、水平方向に最大350°、上下方向に最大120°動くカメラを選定。一定時間であらゆる角度を映すように設定しました。このカメラでメガピクセルIPカメラでは映らない箇所をしっかり監視。
防犯設計
敷地が非常に広い場所なので、防犯カメラとダミーカメラを融合した防犯設計にしました。
第一段階(前方)で威嚇、侵入者を防ぎます。犯罪者は犯行の前にまず現場の下見をします。この下見の段階で”ここは防犯駐車場で侵入者を監視している”ということをアピールする為にまず、駐車場入口方向にカメラを配置しました。
車上荒らしは車で侵入して犯行を行う傾向があるので、入ってきた車、顔がはっきりわかるように画を調整しました。
それでも犯人が侵入した場合でも、第二段階(後方)のカメラが駐車場内をしっかり監視しているので犯人の姿が映し出されます。
録画映像(昼)
では、高画質のアイピーカメラの映像をご覧下さい。まずは日中の映像から。
上の図では9分割でカメラ8台だけ表示させております。上段3つのカメラは上下左右に動かすことの出来るカメラを入れておりますので、駐車場内を自動巡回させ全体を見回せるよう設定しております。その他、高画質のカメラを入れておりますので、人や車の出入りを監視しております。
録画映像(夜)
では続いて、もっとも事件が起こりやすい夜中の映像をご覧下さい。
上3つのカメラは、パナソニックのPTZカメラを入れているので、光を吸収して綺麗にカラーとして映し出していますね。下の5台も高感度カメラを入れておりますのでカラーで映し出しております。
従来のボックス型のカメラなら白黒に写し出しますが、今回導入させていただいたカメラは高感度カメラになりますので、映像を見てもらってもわかるようにカラーで映し出すことが可能です。
まとめ
今回、弊社のコンセプトは本物のカメラとダミーカメラを組み合わせての防犯強化駐車場です。防犯設備は機器を取り付ければ機能するというものではありません。
犯罪などの手口などを研究し、何処に何を設置すればよいかということを、論理的な裏付けに基づき防犯設計を行い、さらに運用管理が十分になされてはじめて防犯システムは完成するのです。