鳥のフンによる被害対策
滋賀県琵琶湖近くのニュータウンに街頭防犯システムが導入されました。駅から徒歩10分ちょっとの距離で、公共施設や商業施設に近い便利な住宅地です。区画内の電柱を使用して12台のカメラシステムが設置されたのですが、なぜかその内の1本に”鳥”が集まってくるのです。
写真を見ると電線に鳥がたくさん群がっているのがわかります。おそらく街路樹などをねぐらにしているのでしょうか?夕方になると無数の鳥の群れが電線を埋め尽し、鳥の鳴き声が響いていることでしょう。
かわいい小鳥は、実はやっかい者!
1羽や2羽ならかわいい小鳥ですが、群をつくり数百羽以上の集団になると実にやっかいな被害をもたらします。
小鳥の群れは、防犯カメラにとってやっかい者です。鳥の糞が防犯カメラのレンズや画角に入ると、レンズが汚れて視界が低下します。レンズが曇ったり汚れることで映像がぼやけるなど、正確に録画ができなくなります。また、カメラ本体に糞が付着することで、本体の故障に繋がる可能性もあります。このようにカメラの清掃とメンテナンスの頻度が上り、維持管理の労力と時間が確実に増えます!その他、白いカメラに糞が付くことで外装が汚れ、セキュリティシステムの機器が不衛生に見えてしまいます。
防犯カメラの鳥害対策!
正常な機能と品質を確保するために鳥よけ装置を設置
そこで、鳥の糞被害から防犯カメラ機器を守るために、カメラの上に鳥害装置を取り付けました。装置にはトゲがあるため、鳥はカメラの上に止まることができません。
これでカメラの上に鳥の糞が落ちることを防ぎ、カメラを正常に作動させることができるようになります。
カメラシステムは”生き物対策”が必要です!
防犯カメラは、虫や鳥、ネズミなど生き物からも悪影響を受けることが多々あるため、環境に応じた対策が必要です。自然が多い場所に機器を設置する際は、適切な対策を施すことで不具合や故障のリスクを避けられます。
防犯カメラの様子がおかしい?と気になることがありましたら、周囲の環境に注意することをおすすめします。
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記事執筆:セキュリティ総研 防犯ブログ編集部