「店舗に防犯カメラの設置を検討している」または「店舗の防犯カメラの活用に悩まれている方」に向けての記事となります。
この記事を読むことで、以下の情報が得られます。
1.店舗向けのおすすめ防犯カメラ(情報)
2.防犯カメラの設置場所について(知識)
3.防犯カメラの活用例(知識)
※本記事は2分程度で読むことができますので、どうぞ最後までご覧ください
店舗向けにおすすめな防犯カメラとは?
一昔前までは、防犯カメラを設置するには、とても高いコストを払って設置をする必要がありました。
そのため、防犯カメラの設置は「何か事件が起きてから」設置を検討するのが一般的でした。
しかし、時代は令和に変わり「防犯カメラ」も導入しやすい価格帯に落ちてきて、「防犯」以外の使い方をされる店舗も増え、カメラを設置するのが当たり前の時代になってきました。
そんな、店舗でよく設置されている「防犯カメラ」をご紹介します。
店舗で選ばれる防犯カメラ3選
実際に導入して、お客様受けが良かった「おすすめの防犯カメラ」は以下の3つです。
1、画角の広い(広角)ドームカメラ
2、PTZ対応ドームカメラ
3、全方位カメラ
画角の広いカメラの場合、1台でフロア全体を見渡すことができるため、店舗の角に設置することが多いですね。だいたい、90°以上画角の広いカメラのことを指します。
このカメラの特徴は、なんと言っても自分の好きな方向に動かして、光学ズームまでできることです。店舗の真ん中に設置したり、レジ上に設置して、手元をズーム撮影などに使われることも多いです。
※光学ズームとは、画像を引き伸ばして拡大するのではなく、画像を劣化させずに拡大すること
これは、魚の目のように360°撮影することが可能なカメラとなっています。その特性を活かして、PTZカメラのようにお店の真ん中に設置して、お店全体を把握できるように設置します。
PTZカメラと違うところは、常に360°撮影をしていますので、録画映像も360°確認することができます。
※PTZカメラの場合、今撮影している場所しか録画されません
魚眼レンズなので、パッと見は見え辛いですが、デワープ機能を使えば自分の好きな見え方から映像を確認することができるため、店舗関係では密かに人気のあるカメラです。
店舗ではどこにカメラを設置するべき?
店舗の場合、設置場所は大きく分けて3つです。
① レジ上や受付に設置
②フロア全体が見えるように設置
③厨房内・ドリンカーに設置(飲食の場合)
店舗の状況によっては、バックヤード内にカメラを設置することもあります。
基本的には、「お客様が見える位置」「スタッフ同士のやり取りが見える位置」にカメラを設置することをおすすめします。
レジ上や受付に設置
お金を扱う店舗では、ほとんどのお店で「レジ上や受付」にカメラが設置されています。
レジ上や受付では、お客様とやりとりする重要な場所となり、様々なトラブルが起こる場所でもあります。
ここでは、集音マイクが内蔵されているカメラを設置して、お客様のトラブルを映像+音声で録画することもオススメしています。
フロア全体が見えるように設置
これは、お店にどのくらいのお客様が入っているのか確認するためでもありますし、客席でのお客様トラブルも監視することができます。
フロア真ん中にPTZカメラや全方位カメラを設置することで、店内全体を把握することができます。
厨房内やドリンカーに設置(飲食の場合)
厨房はお客様から見れば、閉ざされた空間となり、スタッフしか基本入ることのできない場所です。
そのため、「厨房内の定められたルールに従いスタッフが調理を行っているか?」「オーダーが多く入っても、厨房が回っているかどうか?」の確認でカメラを設置されています。
ドリンカーでは、「作られたドリンクが置きっぱなしになっていないか?」「決められた時間内にきちんと提供ができているか?」なども確認することができます。
ここでは、店舗の「どの場所に」カメラを設置すればいいのか?を解説しました。
続いて、設置された「防犯カメラ」をどのように活用しているのか?解説していきます。
店舗マネージャーに聞いた「防犯カメラ」活用術
店舗管理をされているマネージャーの方は「防犯カメラ」を使って、どのように業務管理に役立ているのか?
実際に導入させていただいた、店舗マネージャーにどのように店舗を管理されているのか?を聞いた内容を以下に記載します。
どのように店舗を管理されているのか?
今のご時世、防犯カメラの映像を外出先のスマホから見れるのは、当たり前となっています。
以前までは、1日に複数の店舗に出向いて、現場を確認しながら指示出しを行っていた店舗マネージャーさんですが、今でもフォローが必要な店舗に限定して、顔を出すようにされているようです。
そのため、顔を出している店舗から他の店舗の様子をノートPCで確認し、現場管理を行っています。
カメラ映像を遠隔で行えるようになってから、ノートPCから1~2時間前の店舗の様子を確認できるので、スタッフに「今日はどう?」と確認する前に店内状況を把握することできるのは、とても助かっています。
店舗マネージャーさんとしては、以下の3点をよく確認されるようです。
バイトだけで運営している店舗
中には、バイトスタッフだけで、回している店舗もありますので、そこの店舗はよく見られるようです。
「スタッフだけであれば、フォローが必要な状況も出てきますので、そこは近隣店舗から社員を走らせることもあります。」
たまに、バイトスタッフだけであれば、内引きとか大丈夫か?と聞かれるそうですが、マネージャーさん曰く
「元々、そのような行動を取りそうなスタッフは雇わないですし、もし仮に行われたとしたら、そのスタッフを雇った社員の責任でもある」と力強くおっしゃっていました。
あと、スタッフだけの場合、「来店されたお客様を案内する席」についても確認することがあります。
「今の時間帯にその人数で、そこの席を案内するのはダメだろう…」と思うこともチラホラ
お店の売上に関わってくることは注意深く確認するようにしています。
機会ロスの把握
お店にお客様が来店されたとき、スタッフが気が付かない場合がたまにあります。
奥まで進んで声をかけてくれるお客様や、入ったところで待っていただけるお客様の場合、安心なのですが、そのまま気付いてもらえないことで、退店されるお客様もいらっしゃいます。
そのため、出入口も把握できるカメラ映像で、そのような機会ロスが無かったか?を確認することもあります。
これは、お店の業態や打ち出したいコンセプトによって変わってきますが、新規のお客様を大事にしたいのはどこの店舗も同じだと思います。
出勤管理や店内の整理整頓ができているか?
カメラ映像を遠隔で把握できるようになってから、社員やスタッフの出勤管理ができるようになりました。
基本、店舗に入るスタッフは店長に任せていますが、不必要に多いスタッフを入れていないか?なども確認しています。
それと、内装にこだわった店舗の場合、お店のコンセプトを崩さないように、整理整頓が出来ているか?なども確認をしています。
店内が混雑してくると、スタッフも忙しくなり、
「なんでそんなものがお客様の見える場所に置いてあるんだ?」
というのがたまにあります。そんなときは、店舗スタッフに連絡して整理させるようにしています。
店内で気持ちよく過ごしていただけるよう、こちら側も意識していかないといけないですからね。
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記事執筆:セキュリティ総研 防犯コラム編集部
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