ハロウィン 防犯カメラリレー方式?
防犯カメラリレー方式?
今年もハロウィンの季節になりました。ハロウィン関連の事件で思い浮かぶのが、2018年、渋谷で若者が暴徒化して軽トラックを横転させた事件です。この時に、「リレー方式」という言葉が大きく注目されました。
犯行現場直近のカメラで容疑者の外見を特定して、容疑者が移動する方向のカメラを次々に解析し、容疑者が特定されました。1台のカメラで終結するのではなく、次々とカメラをつないで行く様子をリレーに例えて、「リレー方式」と名付けたのです。
この事件は、警察が介入している犯罪捜査ですので、高度なレベルのお話ですが、一般住宅やマンション、ビルに導入している防犯カメラもこの「リレー方式」の概念が利用されているのです。
防犯カメラを繋いで移動軌跡を追跡
防犯カメラは設置台数が多ければ死角が減り、防犯効果が高まるのは言うまでもありませんが、予算やプライベートな事情から設置には制限があります。そこで、この「リレー方式」の概念でシステムを構築するのです。1台のカメラで映る範囲(守備範囲)を超えるところは、別のカメラの守備範囲で補う。チームとして補い合えば、効率よく防犯効果が高まるのです。
カメラだけでなく、日常生活や仕事など様々な場面でも、守備範囲を超えたものは他に委ねるという「リレー方式」の概念は使われているのではないでしょうか。
コロナの影響で今年のハロウィンはどうなるか分かりませんが、楽しくて穏やかなイベントになるといいですね。
平内マモル(ハンドルネーム)
元刑事課の警部補として犯罪と対峙する現場で様々な事件捜査の指揮を行い29年間警察署内で活躍。
現在、シニア防犯アドバイザーとして株式会社アイピー総研に在籍中。犯罪・防犯に対する豊富な専門知識と経験を元に真の安心、安全をご提案いたします。
経歴
8年間地域警察に従事した後、21年間刑事課の警部補を歴任
主な実績
本部長表彰 所属長表彰
平成27年度 優良警察職員表彰受賞
令和2年度 優秀警察職員表彰受賞
座右の銘 沈着果断
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警察官歴8年、刑事歴21年のシニア 防犯アドバイザーが情報発信!
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