アクティブ防犯システムとは、セキュリティや防犯の目的で使用される技術やシステムの一種です。
従来の監視システムと違い、アクティブ防犯システムはセンサーやカメラなどのセンシング技術、警報システム、監視システム、アクセス制御システム、追跡システムなどを組み合わせて利用することで実現します。
防犯カメラシステムを長年販売してきた当社ならではの考えは以下の通りです。
- 防犯カメラを効果的に設置することで、一定の犯罪抑止効果は得られる。
- 犯罪者の行動パターンが多様化し海外並みに大胆かつ暴力的になりつつある現代社会において、防犯カメラを設置するだけでは不十分なケースが増えてきた。
- 従来の防犯カメラの役目とは証拠映像を記録することが最大の役割であり、事後の検証や追跡に利用する以外に用途はない。ひとたび侵入されてしまっては「後の祭り」である。
- 現代の犯罪者はいわゆる「身バレ」に耐性があり、マスク・サングラス等で顔をある程度隠すことで防犯カメラに映ることに対して殆ど躊躇しない。
防犯カメラを長年に渡り多数販売してきた会社の代表の立場からこういうことを書くのは憚られますが、上記は残念ながら事実です。
これからの防犯は「犯罪を未然に防ぐ」という抽象的なスローガンから「犯行ターゲットから外されるようなシステムを完備する」という、より具体的なアクティブ防犯提案に移行するべきだと思います。
具体的には冒頭のアクティブ防犯システムが重要であり、従来の防犯カメラが侵入者を静かに記録しているだけで、犯行抑止には不十分であり、威嚇(警告)・撃退まで備わったシステムでないと結果的に「お金の無駄」になるケースが出てきてしまいます。
幸い、当社で扱う殆どの機種にはAI機能が搭載されており、防犯カメラの画面内の異常を高度なAI技術で自動判別し、それが侵入者だと機械が判断した場合に現地にて即座に威嚇(警告)・発報することで、犯人の下見の段階で「ターゲットリスト」から効果的に除外されることを目標にします。
また、それらのシステムを効果的に設置・施工できる技術と経験が、今後セキュリティ施工会社に求められるのは必然だと感じます。
どのように侵入者に対して威嚇アプローチ(自動追跡)し、撃退まで行うのか、当社では分かりやすいデモンストレーション動画を用意しています。
どのような機材で安心安全を担保するのか、そのお手伝いをさせていただければ幸いです。
平内