ハワイ・マウイ島の大規模火災から１週間たった今

ハワイ・マウイ島の山火事は15日で発生から1週間となりました。現在106人の死亡が確認されていますが、捜索を終えたのは被害を受けた地域全体の32％にとどまっています。

この山火事で亡くなった方の人数はアメリカの山火事史上2番目の多さで、アメリカのバイデン大統領は、今回の山火事について10日、大規模災害にあたると宣言し、連邦職員や軍を派遣して行方不明者の捜索や自宅を失った人たちへの避難場所の提供など支援にあたっています。

今回の事件では多くの犠牲者が出ており、未だ行方不明の方が多いという現状、心から哀悼の意を表します。

カメラとAIの融合技術が10キロ先の火元を2ｍ×2ｍの大きさで発見！

サーマルカメラとAI技術を駆使した山火事被害低減システムがTVニュース番組で報道

この山火事の報道に合わせてTVの特集でピックアップされたのが、サーマル（赤外線）カメラとAI技術を活用した、山火事被害低減策のシステムです。

火災の初期段階で温度変化を察知

大規模な山火事に発展する前に、初期段階で異常な温度変化を察知する→初期消火活動にて大規模化を防ぐことで、多くの財産・人命を救うことが出来ます。

温度検知技術が煙か火かを判断、僅かな値を見逃すことなくアラートを発砲

高性能なサーマルカメラが広範囲の温度異常を検知し、AIシステムが設定した閾値を越えたデータを元にアラートを発報し、人間の眼による画像監視では到底できなかった初期消火活動に繋げられるという、大きなメリットがあります。

中国ではすでに導入済で500件以上の大規模火災を未然に防止

実際に中国ではこれらのソリューションを活用し、2020年に導入してたった半年で、山火事を500件発見し、大規模火災を防いだという実績があります。