屋外用防犯カメラの需要は常に高く、防犯対策を行う際にまず始めに屋外用防犯カメラの設置を思いつく方が多いように思います。確かに、窃盗犯の侵入など室内の安全を守るには、屋外の防犯対策が重要です。他にも、車上荒らし、不法投棄など屋外の防犯対策が必要なポイントは多数あります。この記事では、屋外用防犯カメラを選ぶ際のチェックポイント、機能、選び方、屋外用ネットワークカメラの設置についてなど気になる疑問についてご紹介します。
屋外の設置には、防犯カメラの耐久性【IP規格】をチェック!
屋外に設置するカメラなので、耐久性がとても重要です。雨や雪、風や台風がきても影響を受けずに機能する耐久性があるかをチェックすることをおすすめします。
IP66を満たしていれば、台風がきても大丈夫!
防犯カメラの耐久性は防塵性と防水性に分類されます。IP規格と呼ばれるIPに続く2桁の数値で表され、IPの後に続く数字がそれぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しています。
防犯カメラの耐久性は防塵性と防水性に分類されます。IP規格と呼ばれるIPに続く2桁の数値で表され、IPの後に続く数字がそれぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しています。
第1特性数字は防塵の耐久性で6段階に分けられます
- 等級0級:保護されていない
- 等級4級:直径1mm以上の固形物が混入しない
- 等級6級:粉塵が一切混入しない完全に保護されている状態
第2特性数値は耐水性で8段階に分けられます
- 等級0級:保護されていない
- 等級4級:水の飛沫に対して耐性がある
- 等級6級:全方位からの暴噴流に対して耐性がある
- 等級7級:規定の圧力、時間で水中に沈めても影響を受けない耐久性がある
屋外用防犯カメラの耐久性はIP66以上あるかが重要ポイント
IP66とは、ゴミやほこりに対して完全に保護されていて、豪雨がかかっても影響を受けない耐性があることを意味しています。
IP77とは、ゴミやほこりに対して完全に保護されていて、規定内であれば水中に沈めても性能を維持できる完全防水の耐久性があることを意味しています。
雨風を受ける場所に設置する場合は、IP66以上の規格を満たしているかが大切なチェックポイントです。
セキュリティ総研のカメラは全べての製品がIP66以上!
セキュリティ総研の取扱い製品は、全ラインナップがIP66、IP67のIP規格を満たしています。つまり、雨や風、台風や豪雨がきても悪影響を受けることなく性能を維持できる耐久性があるので、安心して設置していただけます。
夜間撮影の機能は目的に合わせて選ぶ
夜間の忍び込みは、時間帯が深夜に近くなるほど犯罪の発生率が高くなります。犯罪は人の出入や人目が少ない夜に行われる確率が高いため、夜間の防犯対策は欠かせません。
人がいない会社の敷地、閉店後は真っ暗になる店舗など、暗さや環境、目的に応じたカメラを選ぶことが重要です。
真っ暗になるゲートや店舗出入口には赤外線カメラ
赤外線カメラは、光源が全くない真っ暗な環境になると赤外線を照射する赤外線撮影に切り替わります。昼間は太陽光や周囲の光源で撮影できるためカラー映像で映り、夜は赤外線で撮影されるため白黒映像で映ります。
赤外線カメラを選ぶ際は赤外線の照射距離が重要なポイントで、どのくらいの距離まで監視するかによってカメラの選定が変わってきます。
出入口付近の確認であれば一般邸な30mで十分かと思いますが、より広範囲を撮影するのであれば、さらに長い照射距離が必要です。セキュリティ総研では、60mから80mほどの距離まで赤外線が届くカメラを取り扱っています。
赤外線カメラのデメリットを挙げるとすれば、夜間は白黒映像なので常時カラー映像を求める方には向きません。また、赤外線に虫が集まるため蜘蛛の巣ができるなど、定期的な清掃やメンテナンスが必要です。
わずかな灯りがあれば暗視カメラでフルカラー撮影
常夜灯が設置されいるなど、わずかな灯りがともる場所にはフルカラーカメラをおすすめします。星明りほどの光0.0005Luxのわずかな光でカラー映像を撮影できる防犯カメラです。服装やヘアカラー、顔の表情まではっきりと写しだすため、侵入者の特徴を細かく捉えることができます。
例えば資材置場や駐車場など、夜間の侵入者をカラー映像でしっかり確認したい、夜間は暗いけれどわずかな照明が付いているといった場所での撮影におすすめです。
フルカラースターライト機能搭載 AIカメラで真っ暗でもカラー撮影
光源がない真っ暗な暗闇でも、AI機能により高精細なフルカラー映像で撮影できるAI機能搭載カメラです。夜間は完全に消灯されるために真っ暗闇になるけれど、映像はカラーで確認したいというご要望にお応えします。AI機能搭載カメラには暗くなるとLED照明が自動点灯する製品があり、照明として使うことができます。
夜間撮影機能を選ぶ3つのチェックポイント
- 夜間は照明が全く消えるのか
- わずかな照明で照らされるのか
- 完全に消灯された夜間もカラー映像で撮影するのか
1.夜間は完全に消灯されるのか、2.常夜灯があるのか、3.真っ暗でもカラー映像の撮影を希望するのかの3つのチェックポイントを確認して、夜間撮影機能を選ぶことをおすすめします。
屋外用カメラに必須!防犯カメラの逆光補正WDR機能
カメラのレンズに向かって光が入る「逆光」で撮影された場合、上の写真のように被写体が黒く塗りつぶされたように映り、人物を特定できなくなってしまいます。そこで、屋外用防犯カメラにとって必須となる機能が「逆光補正WDR機能」です。
カメラに入る光の量を調整して被写体の明るさを補正する機能で、逆光のためにコントラストが激しく、通常真っ黒で映る映像を鮮やかなカラー映像に補正します。日光が強く当たる屋外では欠かせない重要なの機能です。
遠隔監視には屋外用ネットワークカメラ
屋外用ネットワークカメラの人気は常に高く、屋外の様子を遠隔で確認したいと望むお客様は多くいらっしゃいます。
屋外用ネットワークカメラの利点は、PCやスマートフォンでいつでも外の様子を確認できること。さらにマイクとスピーカーが内蔵されているカメラであれば、現場にいなくても手元のスマートフォンでカメラに映る人の映像を見ながら相手と通話をすることができるなど、訪問者や宅配の対応などにも役立ちます。
屋外用ネットワークカメラを設置する際のチェックポイント
- インターネット回線が引かれているか
- 電源があるか
屋外にネットワークカメラを設置する際のチェックポイントは、インターネット回線と電源の有無です。建物の出入口付近や建物前にある駐車場など、電源やルーターが近くにあれば、1本のLANケーブルでPoEハブを中継させることで屋外から室内に線を引き込むことができます。無線のWi-Fiを希望されるケースが多いのですが、常に安定した録画データを望むのであれば、LANケーブルを通して映像と音声データを送受信する方法が確実です。そのため弊社では有線のネットワークカメラを設置するようご提案しています。
インターネットと電源がない場所に設置するには?
インターネットと電源が無い場所はネットワークカメラを設置できないのでは?と不安に思う方はご安心ください。ソラーパネルとsimを搭載したネットワークカメラなら、電源とインターネットがない場所に設置できるので、青空駐車場、屋外の資材置場、農地などの防犯対策を行えます。
屋外用防犯カメラの設置場所とカメラの種類
屋外用防犯カメラは、犯罪対策の他に事故やトラブル対策、マナーの監視などにも役立ちます。
- マンション、ビル、社屋や店舗の出入口(来客、業者、不審者など建物への出入を監視)
- 駐車場、駐輪場(車上荒らし、駐車・駐輪トラブルと事故を監視)
- ゴミ置場(不法投棄とゴミマナーを監視)
屋外の設置には、バレット型カメラがおすすめ
防犯カメラステッカーなどのマークや防犯カメラのアイコンでよく見る、直方体や筒形のカメラです。形がわかりやすく、防犯カメラが設置されていることをアピールすることに向いています。
物流センターの駐車場など広い場所は、広角レンズ搭載カメラでパノラマ映像を撮影
物流センターや総合病院の駐車場など広い場所に設置するなら、広角レンズ搭載カメラをぜひおすすめします。死角を作らないために通常複数台のカメラが必要な場所でも、広角レンズなら水平170℃のパノラマ映像を広角レンズカメラ1台で撮影することができます。
セキュリティ総研では、低コストで設置できる双方向通話対応の広角レンズ搭載カメラを取り扱っています。ご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。
屋外用防犯カメラ、屋外用ネットワークカメラはセキュリティ総研におまかせ!
屋外用防犯カメラには、規格、機能、種類、配線など選ぶ際のチェックポイントがいくつかあります。導入の際はしっかりとした知識と技術をもつ、安心できる専門業者に依頼することをおすすめします。
弊社は多くのお客様から屋外用防犯カメラのご依頼を承っています。よく選ばれるカメラ、AI機能を持つカメラなど目的やご要望をご相談ください。官公庁、ビル、自衛隊基地、マンション、オフィスや店舗、病院や学校など多彩な業界に納入実績を持つ弊社が、屋外の環境、お客様のご要望に最適なカメラを自信をもってご提案します。
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記事執筆:セキュリティ総研 防犯ブログ編集部
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