防犯カメラ映像が 手交型オレオレ詐欺の犯人をキャッチ

オレオレ詐欺は手交型の手口が増えている

市民の安全を守る元刑事 シニア防犯アドバイザーのマモルです。近年、オレオレ詐欺の手口は多様化しており、犯人グループも手を替え品を替え犯行を繰り返しています。まず、最近の手口として多いのは、手交型と言われるものです。

オレオレ詐欺

手交型のパターンは2つ

  • 家族を装う
  • 警察官や銀行員を装う

子供を名乗る犯人グループが高齢者のところに電話を架けてきて、「病気になった」「財布を落とした」「彼女を妊娠させてしまった」「株で損害をだしてしまった」「会社に損害を与えてしまった」などの嘘をついて、知人が直接自宅にお金を取りに行くと言って騙すパターンと、銀行員や警察官を名乗り、何かと理由を付けてキャッシュカードが使えなくなるので交換が必要と言って、直接訪問してキャッシュカードを受け取ったり、すり替えるパターンが主なものです。

犯人グループは役割分担がされていて、電話を架ける者は「架け子」現金などを受け取る者は「受け子」現金を引き出す者は「出し子」と言われています。

防犯カメラの映像が受け子を特定!

そんな中、防犯カメラ映像が犯人(受け子)特定の決め手となることがありました。

被害者はマンション居住の高齢者であり、自宅を訪問して着た見ず知らずの男に現金などを渡してしまったという、いわゆる手交型と言われるオレオレ詐欺事件でした。

被害者は、犯人が訪問して来た時間は覚えているものの、特徴の記憶は曖昧であり、上下黒い服装であった程度の記憶でありましたが、防犯カメラがあったことによって、犯人と思われる人間を特定することが出来たのです!被害者の記憶は詳細でなくても、防犯カメラの映像と組み合わせることで、情報の確度は何倍にも上がります。