インターフォンの録画機能で防犯対策!
市民の安全を守る、元刑事シニア防犯アドバイザーのマモルです。今回のコラムは、インターフォンの録画機能を使った不審者対策についてお話します。
インターフォンの録画機能で訪問者を確認
戸建て住宅やマンションを狙う泥棒の中には、インターフォンを押して住人が在宅か留守かを確かめる泥棒が多くいます。目的は、下見を兼ねて留守の時間帯を確認しているのです。最近のインターフォンは録画機能があり、留守中の来訪者を録画映像で確認することができます。見覚えがない訪問者や不審者が映った時は、この録画機能を利用してインターフォンを押す不審者の顔を証拠として残すことをお勧めします。
事実、私が刑事の頃、空き巣事件にあった被害者がインターフォンに映る訪問者の映像をスマホで撮影した写真が、後で証拠写真になった事例があります。
録画機能についてワンポイントアドバイス!
来訪者に全く心当たりがなく、不自然な容姿などで録画されている者がいたら、事後に備えてデータが消える前に写真撮影しておくとよいでしょう。方法は、インターフォンのモニターをスマホでパシャッと写すだけです。万が一何かあった時は、その画像を後で証拠写真として警察に提出することができます。さらに、録画映像であればより確かな証拠になります。空き巣などの被害にあった際に録画映像をそのまま警察に見せれば、証拠価値が各段に上がります。
必要以上に警戒する必要はありませんが、せっかくある防犯設備ですから大いに活用しましょう。
平内マモル(ハンドルネーム)
元刑事課の警部補として犯罪と対峙する現場で様々な事件捜査の指揮を行い29年間警察署内で活躍。
現在、シニア防犯アドバイザーとして株式会社アイピー総研に在籍中。犯罪・防犯に対する豊富な専門知識と経験を元に真の安心、安全をご提案いたします。
経歴
8年間地域警察に従事した後、21年間刑事課の警部補を歴任
主な実績
本部長表彰 所属長表彰
平成27年度 優良警察職員表彰受賞
令和2年度 優秀警察職員表彰受賞
座右の銘 沈着果断
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警察官歴8年、刑事歴21年のシニア 防犯アドバイザーが情報発信!
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