夏休みに多い子どもの未帰宅事案
子どもたちにとって、待望の夏休みがきました!この時期に多くなるのが、子どもの帰りが遅いと捜索願が出る子どもの未帰宅事案です。
夏で日が長く開放的な気分になっていることもあり、子どもたちは時間を気にせず勉強や遊びに集中してしまうため、いつもの帰宅時間よりも遅くなることが多くなります。親にしてみれば、我が子がいつも帰ってくる時間に帰ってこないと心配になり、友達の親御さんに電話をかけたり、それでも心配な時は警察に届けを出すことがあります。
心配になって子どもを探しに行くこともあります。
捜索願いの重要ポイントは、子どもが着ている服の色!
親ですから子どもの身長や体格はわかるのは当然ですが、毎日の服装までは意識していないと覚えていないものです。
毎朝子どもが着替えたら、子どもが着ている服を意識して見るようにしてください。服装の詳細がはっきりしていると、万が一子どもを探すことになった際に探すポイントが明確になります。ポイントがはっきりしていると捜索の効率が各段に上がり、より早く子どもを保護できるようになります。
捜索のキーワード ①学年、②性別、③服の色
例えば、「小学校3年生の男の子」というキーワードと「小学3年生の男の子、白色Tシャツ、青色半ズボン、黒色の靴」というキーワードでは、後者の方がイメージしやすくなるのは明らかです。
子どもは免許証などの身分証明書を持っていないので、すべて確認は聞き取り調査です。そのため、服装や靴の色など容姿の情報はとてもウェイトが高いのです。
防犯カメラの映像から探す場合もキーワードが必須
最近では防犯カメラが普及されていますので、コンビニ、駅、公園、商店街など、市街地のどこかで撮影されている可能性があります。そのため録画映像を見返すことになるのですが、たくさんの映像から特定の子どもを探すには、メタ情報となる容姿の詳細がとても重要なキーワードになります。
過去の事例では、親御さんから聞いていた子どもの服装と実際に着用していた服装がまったく違い、発見されたものの本当にその子どもなのか現場で混乱したことがありました。
ちょっと物騒な話になってしまいましたが、ちょっとした意識づけで万が一の備えになることがあるのです。
子どもに対して、挨拶、声掛けも積極的に行い安全な街づくりを目指しましょう。
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